東京は本格的な梅雨の季節が間近ですが、今年のイタリア・フィレンツェは35℃あるそうです!暑いですね!イタリアは陽射しも強いですし!
でも、湿度が低く、日陰や、朝晩は涼しいので日本の暑さとは違いますね!
今週は服飾業界人大移動(笑)で、フィレンツェに集合していると思いますが、イタリアに行くと割りと普通に見るアイテムで、日本だと見かけることの少ないアイテムのひとつにコットンスーツがあります。
私も、イタリアに行った際には、コットンスーツを着ている人が案外多いな~という印象がありますが、日本だとゼロでは無いですが、COLLABORATION STYLEでもオーダーされるお客様は、それほど多くはありませんし、街で見かけることも少ないと感じますね。
セレクトショップなどは、ここ数シーズンのトレンドのアイテムのひとつとして、コットンスーツを提案しておりますが、まだまだ全体の数量としては少ないと思います。
折角、日本ではクールビズが浸透しているので、それを考えるとクールビズが始まる前よりもコットンスーツはもっともっと増えても良いんじゃないかと思いますが...。
いわゆるクールビズを、「ビジネススーツ以外のアイテムを着ることができる!」という前向きな解釈で過ごすか、「ネクタイが外せて、ジャケットも脱げて楽になれる」ということだけで過ごすかで、クールビズのスタイルは変わってきますね。
もちろんTPOで着る洋服は変わってきますが、クールビズスタイルのひとつの選択肢としてコットンスーツはお薦めです!
ということで、相変わらず前置きが長くなってしまいましたが(汗)、私自身も今シーズン久しぶりにコットンスーツを作りました!!!
私の記憶が正しければ、最後にコットンスーツを作ったのは、12~13年前くらいだと思います。確か、ベージュのヘリンボンだった気がします。
実は、ここ数年作ろうと思っていながら、気が付けば作っていなかったアイテムがコットンスーツでした!
今シーズンは、イタリアのSOLBIATI(ソルビアッティ)から、とても風合いの良く、きれいな色のコットン生地が入荷したので、「これは作らないと!」と思い、久しぶりにコットンスーツを作りました!
生地は、SOLBIATI(ソルビアッティ)のGABARDILIAというコレクションから、ダーク過ぎないブラウンの生地を選んでみました。
早速ですが、久しぶりの登場で失礼いたします!
久しぶりのコットンスーツですが、手前味噌ながら、かなり良い出来です!
写真では、なかなか伝わりにくいですが、上品な良い色です。
こういう中間色の生地を作るのは、イタリアは上手いですね!正直なところ、日本製や英国製には出せない色ですね。
GABARDILIAのコレクションは、いわゆるコットンギャバジンの生地ですが、通常良くある、綾目がはっきりとして、しっかりとした固めな生地のギャバジンでは無く、細番手で綾目も細かく、柔らかい、240g/mというコットンの中では軽めの生地です。
肌触りも、普通のコットンよりもしっとりとしていて、着心地もとても良いです。
シワも細かく入るので、着込んでいく毎に、くったりとしてきて、"良い味"が出そうです。
カジュアル感のあるコットンスーツなので、ノータイでも良いですね!
クールビズ=ノータイというスタイルが多いので、コットンスーツはとても良いアイテムだと思います。
SOLBIATIのGABARDILIAは、私が選んだ色以外にも全部で35色展開していて、非常にきれいな色が揃っていますので、一気にご紹介させていただきます。
ネイビーやベージュ、ホワイトやブラウン、カーキなどの定番の色から、グリーンやオレンジなどのビビットな色まで、きれいな色が揃っております!
コットンスーツはもちろんですが、コットンジャケットやコットンパンツでもお薦めです。
オーダーがそれほど多くは無いコットンスーツとは逆に、コットンパンツのオーダーはとても多いので、カラーバリエーションの豊富なSOLBIATIの生地はお薦めです!
以前もブログでご紹介したと思いますが、SOLBIATIの生地は、日本ではまだまだ取り扱っているお店が少ないので、「生地のクオリティが高く高級感があるのに、価格は高くない」とてもお薦めで狙い目の生地です!
今回、久しぶりにコットンスーツを着てみて、とても新鮮に感じましたので、ぜひ皆様にも通常のウールのビジネススーツとは違うカジュアルなスーツとしてコットンスーツを着ていただけたらと思います!
まだまだ梅雨が始まったばかりで、日本の本格的な夏はこれからです。今からオーダーいただいても、まだまだ十分に間に合います!
ショップには、サンプルとして私が作ったスーツを置いておりますので、お気軽にお立ち寄りいただき、ぜひご覧ください!
お待ちしております!
COLLABORATION STYLE 上原祥意