私がオーダーしたお薦めの生地 DRAPERS ARCHIVE OVERCOAT

東京も段々と寒くなっております。ものすごく乾燥して、風が冷たいですね。

街路樹の葉も落ち、いよいよ本格的な冬でございます。

そして、帰り道には、酔っ払いが増えております。笑

     

さて、今回のブログは、「私がオーダーしたお薦めの生地」シリーズでございます!

今回ご紹介する生地は、DRAPERSの数冊あるコート生地のバンチブックのひとつ、ARCHIVE OVERCOATでございます。

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ARCHIVE OVERCOATのバンチブックは、2022年の秋冬シーズンに登場しましたので、新しいコレクションではありませんが、イタリア・英国のどのマーチャントも、コート生地のコレクションは、スーツやジャケットの生地よりも長く継続して使用されますので、ARCHIVE OVERCOATの生地も、まだまだ数年はオーダーいただけると思います。

ちなみにLORO PIANAは今のOVERCOATSのバンチブックが2016年より継続しておりますので、もうそろそろリニューアルするんじゃないかと期待しております。

     

私自身、実は冬のコートをオーダーするのが久しぶりなので、どの生地で作ろうかと考えた時に、昨年お客様にARCHIVE OVERCOATのヘリンボンの生地でオーダーいただいたPOLO COATの仕上がりがとても良かったので、ひとつの候補に上がっておりました。

お客様にオーダーいただきましたPOLO COATはこちらです!

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手前味噌ながら、とても良い雰囲気に仕上がっていると思います。

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後日お客様に、「このコートばっかり着ている」と言っていただきました!

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私が最近着ているコートは、キャメルやカシミヤで作った比較的軽く、ふんわりとした風合いものを主に着ておりますので、今回は少しだけハードなタッチのウールかウール&カシミヤで考えていたところ、お客様のコートの仕上がりが想像以上に良かったこともあって、こちらのお客様と同じヘリンボンの生地の中から、ダークグリーンを選んでみました!

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洋服屋を長年やっていて、生地を見れば、大体の仕上がりの雰囲気は想像できますので、このARCHIVE OVERCOATのヘリンボンも良い感じの生地だと思ってお客様にもお薦めしておりましたが、仕上がりが予想以上に良かったので、うれしい誤算でもありました!

ということで、今回はダークグリーンヘリンボンの生地を使用し、シングルラグランコートを作りました!

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今回は、久々に私の写真多めで失礼いたします。汗

まずは、シンプルに。

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衿を立てて。

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KINALBA(キナルバ)のシルク・カシミヤのネイビーのストールとコーディネートして。

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インスタでしかご紹介しておりませんでしたが(汗)、スコットランド製のKINALBAというブランドのマフラーとストールを少量ですがご用意しております!

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SILK55%&CASHMERE45%のストールは、WEEKENDERというモデルで、無地3色とチェック柄で4色ご用意しております。

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OBANというモデルの100%CASHMEREのマフラーは、チェック柄を2色ご用意しております。

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TAKISKERというモデルは、100%CASHMEREの大判ストールで、今シーズンはこちらの1色のみをご用意しましたが、完売してしまいましたので、ご了承くださいませ。(また来年、ご用意出来ればと思っております)

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そのTAKISKERともコーディネートしてみました。

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今回選んだ生地は、目付は550g/mあり、見た目もずっしり感がある雰囲気ですが、実際に触ってみると、ツイードほどハードな風合いではなく、膨らみと弾力がある生地でございます。

550g/mの目付で、使用する生地の量が多いラグランコートなので、見た目はずっしりとしたイメージですが、着てみるとそれほど重さを感じないのが特徴で、弾力のある生地で身体へのタッチもソフトなので、着心地も良く、とても暖かいですね!

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ショップでご覧いただいたお客様の反応も上々で、たくさんご試着いただいております。

    

DRAPERSのARCHIVE OVERCOATには、他にもいろいろなクオリティで、素敵な生地がコレクションされておりますので、ざざっとご紹介させていただきます。

    

まずは、今回選んだヘリンボンの生地の色違いでございます。

私が選んだダークグリーンを含め11色ご用意しております。

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ネイビーやブラックのダークな色も良いですが、ベージュ~ブラウンの色も大人っぽくて良い色だと思います。

     

ヘリンボンと同じく、バンチブックのトップに並んでいるのは、ちょうど良い柄の大きさのハウンドトゥースで、100%WOOLの600g/mのクオリティでございます。

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全8色でございます。
コートのデザインを選ばない柄なので、グレンチェックと同様に、柄物のコートをオーダーする際には、選びやすい生地ですね。

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ハウンドトゥースの下には、凹凸のあるクラシックなカルゼが10色ございます。

クオリティは、100%WOOLで580g/m。

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カセンティーノなどと同様にインパクトのある生地なので、日本では見かけることが少ないですが、ベーシックな生地のコートを沢山お持ちのお客様には変化球で良いと思います。

     

続いては、DRAPERSでは、マイクロデザインと説明している生地でございます。

100%WOOLの600g/mで3色ございます。

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ジャッコーネ(ピーコート)などのカジュアルなデザインのコートに相性が良いですね。

     

そして、一見キャバルリーツイルのような生地が2色。

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100%WOOLの550g/mで、画像では分からないと思いますが、細かいヘリンボンのような織りになっております。

      

そしてバンチブックの最後は、100%WOOLの580g/mのダブルフェイスで、ウインドペーン2色と大柄のチェックが2色でございます。

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以上、ARCHIVE OVERCOATは、全38種類の生地が収録されております!

   

ということで、今回は、私がオーダーしたお薦めの生地として、DRAPERSのARCHIVE OVERCOATをご紹介させていただきました。

今シーズン、お客様からオーダーいただいているコートも、カシミヤ素材が多いですが、カシミヤ以外にも素敵な生地をたくさんご用意しておりますので、皆様のオーダーのご参考になりましたら幸いです。

    
今年も残すところ僅かとなっておりますが、12月29日(日)まで全力で営業しておりますので、お時間がございましたら、お気軽にご来店くださいませ!

  

COLLABORATION STYLE 上原祥意