２月も終わりに近づき、東京マラソンも２８日に迫りましたね！
銀座地区は思いっきりマラソンコースになっているので、毎回３時くらいまでは見物客がたくさんいます。
銀座にはとても多い中国人を初めとした外国の皆様も東京マラソンを見るのでしょうか？
そして、３月は気温が平年よりも高い予報になっておりますので、いよいよ春物のオーダーが本格的に増えてくるでしょうか。期待しております！！！
さて、前回に引き続き今シーズンのコレクションの中からお薦めの生地をご紹介させていただきます。
今回ご紹介するのは、COLLABORATION STYLEではベストセラーの服地、DRAPERSのBLAZON（ブラゾン）でございます。
バンチブックで展開しているコレクションはベーシックな色柄を中心に約８０種類をご用意しております。
一昨年リニューアルされたバンチブックにはSUPER140'Sと記されていますが、現在は全く同じ色柄の生地がSUPER150'Sに原毛のクオリティがアップしております。しかも、何のインフォメーションも無しに、知らずに変わっております。汗
この辺がイタリアらしいといえば、らしいのですが．．．。
日本の生地商社などの感覚だと、普通、SUPER140'SからSUPER150'Sになったら販促的にはいろいろ宣伝すると思うのですが．．．。DRAPERSとしては大した事ではないということでしょう！
そんなことよりも．．．良い生地だろ！！！ってことだと思います。
今シーズンはDRAPERSのシーズンコレクションLOLLI SUGGESTIONS（ローリ・サジェッションズ）の中にBLAZONの新柄が5種類入っております。
全てネイビーベースです。
この中から、一番上の少し目立つチェック柄の生地を選んで私のスーツを作ってみました！
アップにしてみると
生地で見たり、ハンガーにかかっている状態で見ると同系色で入っているチェックの柄が比較的目立つような感じがしますが、実際に着てみると同系色の柄なので個人的にはそれ程気にならない感じです。
もちろん、もう少し目立たない下の二つの生地も上品で非常に良い塩梅の柄なので、使いやすいと思います。
無地のコレクションも非常にバリエーションが豊富で人気のBLAZONですが、チェック柄も目立ちすぎず、目立たなすぎず非常に良い柄だと思います。
私が実際に今まで何着かBLAZONの生地を使用したスーツを着てみての、生地についての感想をご説明しますと、しっとりとした生地でクリアなカットの上品な光沢があり、着心地もソフトで身体に馴染む感じの生地です。COLLABORATION STYLEで展開しています、軽く柔らかい仕立てのスーツスタイルにはとても合っている生地です。
同じSUPER150'sの代表的なコレクションでありますLORO PIANA のTASMANIAN®と比較すると、TASMANIAN®の方がよりエアリーで柔らかい感じなのに対して、BLAZONは少し張りがありしっかりとして、生地に落ち感があり、仕立て栄えのする生地だと思います。
TASMANIAN®とBLAZONは、いつも比較される生地なので、私の感想をお話ししながらお薦めさせていただいております。
もちろん、このクラスの生地のレベルになると最終的には好きな色柄を優先しますが．．．
良い仕事をされているビジネスマンにぜひお薦めしたい生地ですね！
間違いなく良い生地ですので、どんな場にも自信を持って着ていただけると思います。
そろそろ春物の新しいスーツが欲しくなった頃では無いでしょうか？？？
まだまだお薦めのコレクションはたくさんありますので、どんどんご紹介していきたいと思います！
お楽しみに！！！
COLLABORATION STYLE 上原祥意
