東京・銀座の人の少なさも慣れてきた感はありますが(汗)、イタリアやフランスをはじめとしたヨーロッパやアメリカにも影響が広がっているので、まだまだ続きそうな雰囲気ですね。
経済への影響が大きすぎるので、早く終息への目途が立ってほしいです。
COLLABORATION STYLEでも多くの生地を使用しておりますイタリアは、日本よりも被害が大きくなっておりますが、それでも生地のデリバリーには大きな影響が無く、イタリアも頑張っております!!!
(※3月23日現在、イタリア政府による各企業への出社停止命令により、4月5日までを目途にイタリアからの生地のデリバリーがストップしております。尚、イタリア製の生地でも、日本国内にストックしている生地は通常通りのデリバリーでございます。)
さて今回は、2020年春夏シーズンのコレクションの中から、COLLABORATION STYLEでも人気の高い、ナポリのCaccioppoliとクアローナのLORO PIANAのお薦め生地のご紹介をさせていただきます。
まずは、CaccioppoliのWOOL,SILK&LINENのSUMMER TWEEDでございます。
CaccioppoliのSUMMER TWEEDは、毎年人気のジャケット生地のひとつで、私自身も2018年と2019年に作っておりまして、今年2020年で3年連続ジャケットを作ってしまいました!!!
今シーズン、選んだ生地はこちら。
ここ数年のトレンドカラーで、COLLABORATION STYLEのお客様にもかなり浸透してきましたグリーンをベースにネイビーが組み合わさったチェックです。
(ちなみに、ジャケット生地の右下に重ねて貼ってある生地は、Caccioppoliがセレクトしたコーディネイトパンツの生地でございます。)
グリーンとネイビーの組合せは、とても相性の良い鉄板の組合せですね。
ということで、こんな感じに仕上がりました!!!
2020年の春夏シーズンは、私の登場が多めですがご容赦ください。笑
2018年と2019年は、フルハンドメイドのビスポークで作りましたが、2020年はMade to measureのBLACK LABELで作りました!
カメラ目線じゃないショットも!笑
SUMMER TWEEDのジャケットは、一時期はほとんど見ることがありませんでしたが、恐らく7~8年ほど前に、イタリア製のインポートブランドのジャケットなどで良く見かけるようになって、徐々にオーダー用の服地でも種類が増えてきた気がします。
COLLABORATION STYLEでも、SUMMER TWEEDをあまり知らないお客様が生地を触ると、「これ冬物ですか?」という反応があるくらい、春夏物としては目付が290g/mと肉厚で、ザックリと織られた、まさにツイードのような生地ですが、冬物のツイードに比べれば、しっとりした風合いで、ソフトに織り上げられた生地でございます。
夏が強烈に暑い日本では、どうしても薄い生地の需要が高いですが、着るほどに柔らかくなり、身体に馴染んでいくSUMMER TWEEDは、真夏以外のいわゆるスリーシーズンのジャケットとしてはとても重宝する素材だと思います。
CaccioppoliのSUMMER TWEEDは、昨年もほとんどの生地が完売になるくらい人気の高い生地でしたので、2020年春夏シーズンは、昨年よりもさらに色柄豊富に入荷いたしました!
今回、私が作った生地の色違いはベージュとサックスブルーの組合せです。
昨年、私が作ったグレンチェック×オーバーペーンのビックチェック柄の色違いも今シーズンは5色ございます!
実は、今年もこの柄の中から作ろうかと非常に迷いました!汗
ウインドペーンも6色。
シンプルな柄をお探しのお客様にはお薦めです!
ネイビーにベージュ、ブラウン、グリーンをそれぞれ組み合わせたシェパードチェック。
ガンクラブチェックにブルーやテラコッタでウインドペーンを入れた生地も格好良いですね。
こういう英国調のチェック柄は、イタリア人は結構好きな柄ですね!
どれも良い柄で、私自身もかなり迷いました!!!汗
恐らく、今回ご紹介しましたSUMMER TWEEDの色柄は、2020年春夏シーズンだけの展開になると思いますので(2021春夏シーズンは、また新しい柄になると思います)、気になった生地がございましたら、お早めのご注文をおすすめいたします!
続きましては、今回のCaccioppoliのSUMMER TWEEDのジャケットにコーディネイトしておりますパンツの生地のご紹介です!
早速ですが、こちらの生地でございます。
LORO PIANAのDENIM TIME
DENIM TIMEは、昨年LORO PIANAより登場しましたWOOL,SILK&LINENの素材をデニム調に織った生地でございます。
デニムのように少し肉厚の綾織りで、330g/mのウエイトになりますが、ソフトで光沢のあるラグジュアリーなデニム生地といった感じです。
生地に落ち感もあるので、パンツのラインもストンときれいに落ちています。
ウールパンツよりもカジュアル感があって、コットンパンツよりもビジネス感のある、カジュアルでもビジネスでも使いやすいパンツだと思います。
DENIMTIMEの生地は、全部で3色ご用意しております。
今回、私が作りましたダークブルー。
少し明るめのブルー。
ダークグレー。
DENIM TIMEは、PROPOSTE ABITI(プロポステ・アビティ)のコレクションに入っていますので、LORO PIANAとしては、スーツでの提案ですが、ジャケットだけでも、パンツだけでも使いやすい生地だと思います。
スーツで作っておいて、ジャケットとパンツをそれぞれ単品使いするのも良いかもしれませんね。
強いインパクトで登場した素材ではありませんが、良い意味で思ったよりもいろいろと汎用性の高い良い生地です!
という感じで、今回は、CaccioppoliのSUMMER TWEEDで作ったジャケットとLORO PIANAのDENIM TIMEで作ったパンツをご紹介させていただきました。
ショップには、お薦めしたい生地がまだまだございますので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。
銀座の街は人が少ないですが、COLLABORATION STYLEはいつもと変わらずに営業しております!!!
COLLABORATION STYLE 上原祥意