バタバタしていたら、もう10月ですね。早いです！
東京・銀座もどんどん気温が下がってきて、一気に秋の空気になっております。
今年は9月まででクールビズを終了している企業も増えているのか、街を歩くビジネスパーソンもジャケットを着て、タイドアップしている人が増えておりますね。
季節が変わると、スーツやジャケットはもちろん、シャツやタイのインナーも新しいモノが欲しくなりますよね！
ワードローブの中に、ひとつでも新しいモノが加わると、とてもテンションが上がりますよね！わくわくします！！！
今シーズンも、たくさんのお客様に、様々なアイテムをオーダーいただいておりますが、今回は、毎シーズンたくさんの色柄のコレクションで人気のCACCIOPPOLIのシャツ生地をご紹介させていただきます。
少しいつものシーズンよりもご紹介が遅くなってしまいましたので、すでにお得意様からは、いろいろな生地でオーダーをいただいておりますが、今シーズンの人気生地も合わせてご紹介させていただきます。
まず、今シーズンご用意しているバンチブック（生地見本帳）は、この4冊です。
CACCIOPPOLIは基本的に、定番2冊（上）、シーズン限りのバンチ2冊（下）の計4冊で展開しております。（定番のバンチは、定期的にリニューアルされます。）
定番は、様々な織でいろいろな色を揃えている無地の生地や織り柄などを中心に、200番手の高級生地からデニム生地やフランネル（起毛）生地までご用意しております。
同じ白やブルーでも、様々な番手や織の生地から比較してお選びいただけます。
そして、毎シーズン特徴的なコレクションを収録しているシーズンバンチには、そのシーズン毎の傾向が反映された素材や色柄で構成されております。
CACCIOPPOLIのシャツ生地は、決して安くはない生地ですが、これだけコンスタントにシャツ生地のコレクションを展開しているマーチャントは、世界を探してもとても少ないので、世界中で重宝されているのも頷けます。
以前にも、ブログで書いた記憶が有りますが、英国のSAVIL ROWの老舗テーラーにもちゃんと置いてありました！
ということで、今シーズンも、たくさんの素材・色柄があるので、一部ではございますが、気になった生地やお薦め生地などを一気にご紹介させていただきます。
まずは、ここ数年、秋冬シーズンには欠かせないフランネル（起毛）生地の新柄です。
いわゆる、アメリカンカジュアルのガッチリとして厚めのネルシャツとは違い、非常のソフトで着心地が良く、かさ張りすぎないので、ジャケットやニットとコーディネイトしやすい生地でございます。
明るめの色柄から、ネイビーやグリーンを使った渋めの生地も今っぽくて格好良いですね！
そして同じ起毛素材でも、こちらはプリント生地になります。
無地の生地も、実は裏と色が違うので、プリントされて色がついています。
先程のチェック柄のフランネルよりも、薄手で、柄も細かくなるので、さらにジャケットのインナーには合わせやすいですね！
ウール系のネクタイとの相性も良いので、秋冬のジャケットのカジュアルなタイドアップにはお薦めの生地です！
そして、今回収録されている起毛素材の中でも、一番高級感があって、上品な生地がこちらです。
白（ライトグレー）とネイビーのハウンドトゥース（千鳥格子）で、カシミヤが15％入った、コットンカシミヤのソフトな生地です！
今シーズンは、他にもTHOMAS MASONなどで、コットンカシミヤの生地をご用意しておりますが、CACCIOPPOLIでは、なぜかこのハウンドトゥースの生地だけが収録されております。
ただ、1枚だけでもインパクトのある良い生地なので、私も思わず買ってしまう予定です。笑
続いては、秋冬・春夏問わずに、５年以上、色柄は変化しながら収録されている、CACCIOPPOLIのコレクションには欠かせない、リバティプリントです。
今シーズンも、色々な色を使った個性的な生地が揃っております。
こちらもCACCIOPPOLIの得意な小柄のプリント生地です。
白やネイビーを使った規則正しい細かいプリント柄なので、コーディネイトもしやすく、プリント柄の中では無地に近い感覚で使いやすい生地でございます！
毎シーズン、少しずつ色柄が変化しておりますが、人気に生地でございます！
そして、こちらは綿の王様とも言われている最高級エジプト綿・GIZA45を使用した１４０番手のツイル生地でございます。
１４０番手の非常にもっちりとしてソフトな生地でありながら、適度な肉感があり、シワになり難く、光沢があり、ビジネスシーンにはお薦めの生地でございます！
白とブルーだけで作られたコレクションですが、とても高級感のあるお薦めの生地でございます！！！
そして、こちらは１４０番手のポプリン（平織り）のコレクションです。
白やネイビー、ブルーに加えて、レッドやパープルなどの色も増えております。
イタリアを中心としたメンズスタイルのトレンドが、カジュアルなジャケットからクラシックでドレッシーなスーツスタイルへ変化していることもあり、インナーとしてのシャツの色柄もストライプのバリエーションが増えている気がします。
続いて、１００番手のツイルのしっかりとした生地で、インパクトのあるチェックやストライプが特徴です。
ネイビー、グリーン、レッド、ピンクなどの強めの色を使用した生地も、少しずつ増えております。
無地やチェック柄のジャケットに、強めの柄のシャツを合わせるコーディネイトも、案外合わせやすくてお薦めです！
同じく、しっかりとした色で表現されている１２０番手のオルタネイトストライプと多色使いのギンガムチェック柄です。
今シーズンもセレクトショップをはじめ、雑誌やネットなどでも言われている、「英国調」というファッショントレンドも影響していると思いますが、クラシックなスーツに、強めのオルタネイトストライプを着るコーディネイトも、久しぶりに増えている気がします。
ギンガムチェックも、ここ数年、小さい柄から大きな柄まで、いろいろな大きさや色使いの生地が増えております！
様々なアイテムとのコーディネイトが楽しめるギンガムチェックは、色や大きさ違いで数枚持っていても良いですね！
ギンガムチェックと合わせて、定番のロンドンストライプも、ストライプの巾や色の違いで揃えております。
クラシックなスーツスタイルには、欠かせないロンドンストライプのシャツも、ネイビーやサックスブルーはもちろん鉄板ですが、パープルやブラウン、グリーンなどの色のオーダーも増えております。
柄がシンプルなので、ワードローブにあるスーツやジャケットの色柄に合わせて、いろいろな色を揃えておくのも、コーディネイトの巾が広がりますね！
困った時の、ロンドンストライプでございます！
反転（白抜き）のストライプも久々に増えてきている気がします！
白抜きのストライプは、ソリッド（無地）はもちろん、ストライプでも小紋柄でも、どんなネクタイでも合わせやすいので、持っていない方には、ぜひお薦めでございます！
ホワイトカラーシャツ（クレリック）をオーダーされるお客様にも人気の高い生地ですね！これも英国トレンドということかもしれません。
そして、最後はオックスフォードの生地でございます。
オックスフォードは、圧倒的に無地が多いイメージがありますが、ブロード（ポプリン）やツイルと同じく、ストライプやチェックや小柄の生地も、もちろんございます。
比較的しっかりとした生地が多いですが、色柄はブロードやツイルよりも柔らかく表現されますので、同じような色柄のシャツでも違う印象になりますね。
生地の表面に表情が出て、少しカジュアルな雰囲気になるので、ジャケットスタイルでタイドアップにはとても使いやすいと思います。
ということで、画像多めで、2017年秋冬シーズンのCACCIOPPOLIのシャツ生地コレクションをザックリとご紹介させていただきました。笑
もちろん、今回ご紹介させていただきました生地が全てでは無いので、全てのコレクションが見たいお客様はお気軽にショップへお立ち寄りください！
９月でクールビズが終わった方も、１０月いっぱいクールビズの方も、街は秋色へと変化して、気温も湿度も下がり、ファッションを楽しむのにちょうど良い気候になっておりますので、ぜひスーツやジャケット、ネクタイと合わせて、新しいシャツを探してみてはいかがでしょうか？
新しいシャツに袖を通すと、絶対気分がいいですよ！
私も、毎回そういう気持ちになります！
今回ご紹介しましたCACCIOPPOLIの生地以外にも、今シーズンのシャツ生地コレクションがバリエーション豊富に入荷しておりますので、お気軽にショップにてご覧くださいませ。
お客様をはじめ、私がオーダーしているシャツも出来上がりましたら順次ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに！
COLLABORATION STYLE 上原祥意
