3月に入って良い天気が続いていたと思ったら、再び寒い冬に逆戻りですね!汗
寒暖差やら花粉やら、体調管理が大変でございます。
さて今回も、2025年春夏シーズンの新作生地の中から、お薦めの生地をピックアップしてご紹介させていただきます。
今回は、今シーズンリニューアルしましたLORO PIANAのコットンやシルク、リネンなどのカジュアル素材を集めた・MARE(マーレ)の中から、新しい素材・SOFTIME(ソフタイム)をご紹介させていただきます。
SOFTIMEという名称の生地は、今までもございましたが、今までのSOFTIMEとは違うクオリティの素材が登場いたしました!
LORO PIANAでは、ウール・シルク・リネンを使用した様々なコンポジションの生地をまとめてSUMMERTIMEというグループにしているのと同じように、コットンブレンドで様々なコンポジションの生地をSOFTIMEという名称で展開されております。
ちなみに、コットンにカシミヤがブレンドされるとCASHPIMA(カシュピマ)。200g/m以下の超軽量素材は、LIGHTEST(ライテスト)でございます。
今回、MAREのバンチブックの先頭に収録されているSOFTIMEは、65%COTTON 35%SILKで、目付が240g/mのクオリティでございます。
スラブ調の織りで立体感を出した生地は、しっとりとしてソフトな風合いで、上質なコットンと極細のシルクで織られたLORO PIANAならではの素材でございます。
今回は、この先頭の少しグレイッシュなベージュの生地で、ジャケットを作りました!
モデルは、COLLABORATION STYLEのベストセラー・BLACK LABELのCOMFORT MODELでございます!
シングル3釦段返り、腰ポケットをアウトポケットにして、袖付けはマニカ・カミーチャでございます。
タイドアップして、ビジネスシーンにはもちろん!
センツァ・クラバッタ(最近あまり聞かなくなった懐かしい言い方です笑)でも、勿論、格好良く着ていただけます!
生地が上質で上品なので、きれいで華やかな色ですが、落ち着いた雰囲気に仕上がりますね。
いわゆるラグジュアリー感があります。
このSOFTIMEの生地は、全部で8色収録されております。
少しスモーキーな雰囲気で柔らかい色合いは、生地のトレンドでもございます。
ウール・シルク・リネンとはまた違う風合いのジャケットをご希望のお客様には、ぜひお試しいただきたい生地でございます。
そして、シーズン限定のジャケット生地・PROPOSTE GIACCHEのコレクションにも、SOFTIMEの生地が収録されております!
こちらは、41%WOOL・28%COTTON・23%SILK・8%LINENの4者混で、全く新しい素材でございます!
粗目の綾織りベースで、ざっくりとソフトツイード調に織られた素材で、ふんわりとして少しドライタッチでございます。同じSOFTIMEでも、大分風合いが違います。
軽やかでスポーティーな雰囲気もございます。
特にこのシンプルなグレンチェックは、人気が出そうです!
個人的な感想では、一時期のLORO PIANAの生地は、かなり地味な色柄が多かったのですが、ここ数年はきれいな色のジャケット生地が増えております。
特に色のバリエーションが多く、中間色使いが絶妙で、日本人にも似合う色柄が多いので、お客様に人気なのも頷けます。
ジャケットのオーダーをお考えの際は、LORO PIANAのコレクションは、ぜひ一通りご覧いただけますと幸いです。
余談ですが、聞くところによると、LORO PIANA社の生地部門のスタッフが、CANONICO社へ移ったそうなので、CANONICOの生地の色柄も今後変化が見られるかもしれませんね。
COLLABORATION STYLE 上原祥意