10月も半ばになり、東京・銀座を歩いている特に女性の皆様は、一気に秋色の服装に変わっております。
何だかんだ言いましても、女性の方がファッションに敏感でございます。流石です!
ただ、海外からの観光客の皆様は、変わらず、Tシャツ&ショートパンツですが...汗
さて、今回は、2024年秋服シーズンの新作生地の中から、COLLABORATION STYLEでは無くてはならない唯一無二のCACCIOPPOLIのシャツ生地コレクションをご紹介させていただきます。
国内のシャツ生地商社には真似できないイタリア・ナポリのマーチャントならではのセンスで編集されたコレクションは、毎シーズン、どんな色柄の生地が届くのかとても楽しみです。
ということで、早速、2024年秋冬シーズンのバンチブックから、特徴的な生地をピックアップしてご紹介させていただきます。
2024年秋冬コレクションとしてナポリより新しく届きましたバンチブックはこちらの2冊でございます。
後ほど、ご紹介させていただきますが、今回のバンチブックの表紙も2024年秋冬シーズンのコレクションに収録されている生地の柄でございます。
こういう遊び心もイタリアらしいですね(日本ではまず無いですね)
2024年秋冬シーズンのCACCIOPPOLIのシャツ生地も今までのシーズンと同様に、個性的なプリント柄の生地と、ベーシックな素材や色柄の生地を組み合わせてコレクションが構成されております。
まずは、brushed cotton(ブラッシュドコットン)のプリント柄です。
brushed cotton(ブラッシュドコットン)とは、うっすらと起毛させたコットンでございます。
少し掠れた色柄で全8色ございます。
最近のCACCIOPPOLIのコレクションは、プリント柄が本当に多いですね!
生地だけで見ると、インパクトが有りますが、実際にシャツになると意外と悪目立ちすることなく良い雰囲気に仕上がります!
続きましては、長年継続している100番手双糸(100/2-100/2)のツイルで、チェックとストライプでございます。
程よい厚みと柔らかさがあり、発色もキレイで、とても着心地の良い生地です。
ベーシックな素材ですが、意外と日本のシャツ生地商社は取り扱わないクオリティですね。
続きましては、個人的には久しぶりに見る素材・リヨセルのプリント生地でございます。
リヨセルは、ユーカリなどの木材を特殊な溶剤で溶かして作られる再生繊維で、柔らかく光沢のある繊維でございます。
テレンテレンやテロンテロンといったレーヨンやシルクに近い感じの風合いで、私が洋服業界に入った30年ほど前は、シャツだけではなく、ジャケットやパンツ、ベストやブルゾンなども売れていましたね。
2024年秋冬シーズンのバンチブックには5柄収録されております。
時代は回ると言いますが、今また新鮮な感じがいたします!
調べてみると、今は、若い世代のカジュアルなシャツから高級ブランドのシャツまで、結構リヨセルやテンセル®といった生地が使われていますね。
SDGsやサステイナブルという世の中の流れも、再生繊維が再び脚光を浴びている原因かもしれませんね。
そして、続いては再びクリアなコットン素材で、120番手(120/2-120/2)のポプリンです。
幅の違うストライプで、カラーバリエーションも豊富です。
いわゆるベーシックなシャツ生地ですが、色のバリエーションはさすがの品揃えです。
続きましては、先程のbrushed cotton(ブラッシュドコットン)とは違い、起毛してないツイルのプリント生地が5柄。秋色でかすれ調の色柄です。
続いての生地は、先程ご紹介しました100番手双糸のツイルよりも少し厚みのある100番手双糸のツイルで、秋色のタッタソールやギンガムチェック、ハウンドトゥースでございます。
CACCIOPPOLIは、クラシックでトラッドな色柄もちゃんと押さえております。
少し太めの50番手のツイルで、アメリカンなチェック柄。
100番手のピンポイントオックスフォードで、淡い色出しのグラフチェックと無地でございます。
少し和のテイストも感じられる雰囲気の生地は、意外と有りそうで無いですね。
続きまして、2冊目のバンチブックのスタートもプリント柄でございます!
150g/mの比較的軽いポプリンのプリントで、個性的な色柄が14柄。
統一性は無く、色違いも無い、恐らくたくさんの柄の中から、インスピレーションで選ばれた感じですね!
ここに、バンチブックの表紙の柄が登場しました!
CACCIOPPOLIのプリント生地は、毎シーズンほぼ違う色柄が収録されていて、そのシーズン中には品切れる生地が多いので、一期一会で早いもの勝ちでございます!
ビビッときた生地がありましたらお早目にお問い合わせください!
続きましては、コットンフランネルでございます。
先程ご紹介しましたbrushed cotton(ブラッシュドコットン)よりも、起毛していて肉厚な生地でございます。
ハウンドトゥースや様々な大きさのチェック柄で8色ございます。
アウターに近いアメカジのネルシャツとは違い、非常にソフトな風合いが特徴で、秋冬物のジャケットのインナーとしてもお薦めです。
続きましては、100番手双糸(100/2-100/2)のポプリンで、ロンドンストライプが6色。
120番手双糸(120/2-120/2)のポプリンでオルタネイトストライプが3色。
ベルベットプリントが2色。オリエンタルな感じもしますね。
メランジ糸のツイルで、うっすらと起毛して柄をぼやけさせた秋色のギンガムチェックが3色。
そして、今回最後にご紹介する生地は、CACCIOPPOLIが長年続けている100番手双糸(100/2-100/2)のポプリンで、様々な幅のストライプがございます!
ということで、今回は、2024年秋冬シーズンもバラエティに富んだCACCIOPPOLIのシャツ生地コレクションを写真多めでご紹介させていただきました。
今回ご紹介しませんでした定番の無地のコレクションも含め、CACCIOPPOLIのシャツ生地は、売り切れ御免の生地も多いですので、気になられた方はお早めにお問い合わせくださいませ。
さて、秋冬シーズン本番を迎えて、スーツの縫製工場も混みあってきておりますので、今シーズン、スーツやジャケット、コートのオーダーをお考えのお客様は、お早めにご検討くださいませ。
COLLABORATION STYLE 上原祥意