強烈な暑さも和らぎ、徐々に最高気温が30℃を下回る日が増えてきました。
今年は、ゆっくりとファッションの秋を楽しみたいものです。
今年は、台風少な目でお願いしたいですね!
猛暑や新型コロナウイルスの影響もあり、例年よりはお客様の動きも遅くなっていると思いますが、少しずつ秋冬物のご注文が増えてきております。
今回のブログも、前回に引き続きまして、2020年秋冬シーズンの新作服地の中から、お薦めの服地をご紹介させていただきます。
今回は、COLLABORATION STYLEで不動の人気を誇るDRAPERSからのご紹介です。
2020年秋冬シーズンのDRAPERSは、コロナ禍の状況におきましても、なんとバンチブック4冊とシーズンコレクション2種類の新作が登場しております!
【新作バンチブック】
LADY SANFELICE FLANNELS
Greenhills SUPER160'S
MAGIC CASHMERE
Earth,Wind and Fire
【1シーズン限定コレクション】
FIVE STARS 20AW(Coming Soon)
GOLDEN SELECTION
しかも、2020年秋冬シーズンからDRAPERSのロゴも新しくなりました!
ヨーロッパのブランドはブランドロゴをリニューアルすることが度々ありますが、何十年、何百年と続いていながらも変化し続けることは、素晴らしいですね!
ということで、今回は、このDRAPERSが誇る2020年秋冬新作コレクションのから、かなり久しぶりに復活した最高級服地・Greenhills(グリーンヒルズ)をご紹介させていただきます。
私の記憶では、DRAPERSのGreenhills(グリーンヒルズ)という生地を知ったのは、もう15年以上前だと思いますが、その頃のGreenhillsのバンチブックは、それほど日本では流通していなかったので、実際に販売した記憶はほとんどありません。汗
恐らく、SUPER160'sという服地は、現在よりも希少で、当時としてはかなりの高級服地だった為、取り扱い数が少なかったのだと思います。
そんなGreenhillsが、2020年秋冬シーズンに改めてDRAPERSのレギュラーコレクションとして登場し、しかも、DRAPERSのご協力により、以前よりもお買い求め易い価格になりましたので、より多くのお客様にご提案できる服地になりました!!!
Greenhillsは、オーストラリアに広がるグリーンヒルズ牧場で、のびのびと育てられたSUPER160'Sの上質なメリノウールだけを贅沢に使用した服地で、DRAPERS社がレギュラーで取り扱うコレクションの中では、最高クオリティの服地になります。
SUPER160'Sの極細の原毛を使用しながら、経糸緯糸共に双糸で織られた230g/mの服地は、柔らかさと張りを備えた素材で、ソフトな着心地ながらも仕立てがきれいに仕上がります。
また、目付が230g/mということで、秋冬物としては少し軽い印象ですが、保温性にも優れている為、秋冬を含めたオールシーズンに着ていただけると思います。
色柄としましては、いつの時代にも違和感なく着ていただける、かなりクラシックで、ベーシックなコレクションでございますが、今回はこちらの生地でスーツを作りました!
画像だとほとんど分からないかもしれませんが(汗)、シャドウのようにチェックが入っております。
細番手でクリアカットの服地には、多く見かける柄のひとつですが、細番手の服地になればなるほど、チェックが入っているかどうか分からないくらい細かい柄になります!
特にネイビー系は、ほとんど分かりません。汗
でも、それが上品で私は好きな柄なので、ついつい作ってしまいます!
ということで、仕上がったスーツがこちらです!!!
きれいなスーツです!!!
一見何てことないように見えますが、実物を見ると、「良いスーツだな!」と思います。
もちろん、服地だけではなく、服地の良さを殺さない「仕立て」があってこそで、ございます。
「服地」×「仕立て」によって、仕上がってくるスーツは何倍にも素晴らしく進化しますし、その逆もございます。
いつもお客様にはお話させていただきますが、いくら高級な○○牛でも、腕の良い料理人じゃないと素材が死んでしまいます。
スーツの仕立ても、「作りのキレイさ」と「醸し出す雰囲気」が無いと、素敵なスーツにはなりませんね。
ご興味のあるお客様は、ぜひショップで実際に見て触ってご覧いただきたいと思いますので、お気軽にご予約お待ちしております。
今回、DRAPERSのGreenhillsは、全部で44種類の服地がコレクションされておりますので、ざっと簡単にご紹介させていただきます。
まずは、いわゆるエグゼクティブな大人が似合いそうなストライプです!
この色の組み合わせのオルタネイトストライプは、かなりアダルトですね!
続いては、決して主張しないシンプルなストライプ。いろいろな生地を着ると、再びこういう大人しいシンプルな生地が着たくなったりするものですね。
シンプルかつ、悪目立ちしない、ウインドペーン。大人が着ると格好良いですね。
今回スーツを作った生地の色違い。グレーでも上品な光沢が出ています。
細かい織りで、子供っぽくない(安っぽくない)、アダルトなシャドーストライプ。
シャドーストライプと言っても良いくらいのマイクロヘリンボン。この柄も、高級生地の定番ですね。
DRAPERSの得意とする、幅が少し広めのヘリンボン。細番手で、きめが細かいので、平らな状態で見ると、ほとんどヘリンボンの柄が分かりません。汗
かなり上品な雰囲気です!!!
そして、DARPERSのコレクションには欠かせない無地の色バリエーションです。
高級な原毛は、色もきれいに染まりますので、繊細な色が表現されますね。
ということで、今回は、2020年秋冬シーズンの新作服地の中から、DRAPERSのGreenhills(グリーンヒルズ)をご紹介させていただきました。
まだまだ、今シーズンも素敵な生地が入荷しておりますので、どんどんご紹介していきたいと思っております。
どうぞお楽しみに!!!
また、ブログでご紹介出来ていない生地もたくさんございますので、取り扱っている生地についてご質問等がございましたらいつでもお気軽にお問い合わせくださいませ。
COLLABORATION STYLE 上原祥意