一都三県の緊急事態宣言が解除されましたが、これから感染対策も、経済対策も、どうなっていきますでしょうか...
美味しいものを食べたり、気持ちの良い洋服を着たり、人間らしい生活に早く戻りたいものです。
それにしても時が経つのは早いもので、気が付けば、桜も満開で、春の甲子園大会も佳境で、NPBも開幕しておりますね!汗
さて、今回は2021年春夏シーズンより取り扱いを開始しますジャージーシャツのご紹介でございます。
15年以上前に始まったクールビズによりビジネススタイルのカジュアル化が進み、様々な楽ちんアイテムが世の中に出回りましたが、ニットシャツやジャージーシャツと呼ばれる伸縮性のあるシャツもたくさんのメーカーやショップから発売されております。
そして、新型コロナウイルスの影響による、在宅勤務などによって、さらにビジネススタイルのカジュアル化が進行していっております。
個人的には、新型コロナウイルスの感染拡大が終息すれば、今のような極端なビジネススタイルの状況からは脱出して、ある程度はコロナ前の状況に戻ると思っております。
ただ、そうは言いましても、大きな流れは、スーツスタイルがマストでは無い仕事(会社)が増えてきておりますので、多様化したビジネススタイルにも上質な洋服をご提供できるようにCOLLABORATION STYLEも様々な商品の開発を進めてまいります。
ということで、今回ご紹介するアイテムは「極上のジャージーシャツ」でございます!!!
ジャージーシャツは、どちらかと言いますと、比較的リーズナブルな商品が多いと思いますが、そこはCOLLABORATION STYLEなので、「上質な素材」と「上質な仕立て」による極上のジャージーシャツをご用意いたしました。
まず、上質な素材でございますが、LORO PIANAのJERSEY SHIRTのコレクションをご用意いたしました。
LORO PIANAのJERSEY SHIRTのコレクションは、既に何年も前からヨーロッパではバンチブックで展開されている生地ですが、今まで日本では、ジャージー生地を縫製できるオーダーシャツ工場が無かったり、そもそもジャージーシャツのオーダーに需要が無かったりしたことが要因で展開されておりませんでした。
現在は、ジャージーシャツの需要はありますので、今後は縫製できるオーダーシャツ工場が増えてくるかもしれませんね。
既に、何年も前にヨーロッパでは展開されていたこともあり、イタリア本国にもJERSEY SHIRTのバンチブックの予備が無いということで、4種類の生地の大きな見本と、生地が貼られた台紙が届きました。
全部で25種類のコレクションが揃っておりますので、ひと通りご紹介させていただきます。
まずは、PIQUET(ピケ)と書かれておりますが、かなり細番手の糸で、目が細かく、とてもスムースで、サテンのような光沢のある生地でございます。
コードレーンのようなストライプが3色と無地が5色ございます。
白でサンプルシャツを作ってみましたが、とてもきれいな光沢のあるドレッシーなシャツに仕上がりました!
(白シャツは、撮影が難しいので、画像では上手く伝わらないかもしれませんが...)
正に、ドレスシャツの顔(見た目)をしたシャージーシャツなので、ビジネスシーンでも全く問題ありません。
恐らく、お客様が見ても、ジャージーシャツと言われないと分からないかもしれませんね。
続きましては、HONEY COMB STITCH(ハニカムステッチ)と書かれた生地で、いわゆる蜂の巣のような形状をしたメッシュ生地でございます。
こちらは7色ございます。
この生地も、一般的に見るHONEY COMB(ハニカム)に比べて、非常にきめ細かく、ソフトで上質でございます!
サラッとしていて、通気性が良く、べたつき難いので、日本の夏にもお薦めです。
続きましてもPIQUET(ピケ)ですが、先程ご紹介した生地よりもこちらの生地の方が、一般的にはよく見るピケですね。
こちらも7色ございます。
右側の上から2番目と3番目の生地でシャツを作ってみました。
非常に目が細かく、光沢もございます!
先程のハニカムとこちらのピケが、いわゆる一般的にジャージーシャツをイメージする生地ですが、流石に高級生地メーカー・LORO PIANAのクオリティでございます!
細番手でハイゲージに仕上げられているので、ごわつきも無く、肌触り抜群のジャージーシャツに仕上がります!
そして、台紙の一番端に貼られている3枚の生地の内、上のネイビー2枚が、なんとウールでございます。
LORO PIANAのAQUAWOOOL®(アクアウール)という素材で、LORO PIANAの説明では、「最先端の生産プロセスと最高の原材料よって作られた高性能ジャージー(ニットピケ)生地」ということです。
また、「ウール繊維の鱗を滑らかにするために特別な処理が施されているので、洗濯中に絡まることを防ぎ、フェルトを防ぎ、お手入れが簡単で実用的な生地」とも説明されております。
こちらのAQUAWOOOL®は、今までご紹介しましたコットンよりも価格は高くなりますが、ウールジャージーのシャツ生地は珍しいので、ご興味のある方はぜひ一度お試しください!
そして、一番下に貼られているデニムっぽい色の生地でもシャツを作りました。
こちらの生地はウールではなく、他の生地と同様にコットンですが、少し肉厚の生地で、洗いをかけた(ウォッシュ仕上げ)、デニムルックのピケジャージーでございます。
ソフトですが、程よい厚みもあるので、シャツだけではなく、ニットジャケットを作っても良い感じに仕上がると思います。
以上のように、2021年春夏シーズンよりLORO PIANAの上質なジャージー生地をご用意させていただきました!
LORO PIANAのJERSEY SHIRTコレクションをご用意しているお店は、日本国内ではまだまだ少ないと思いますので、ご興味のあるお客様はお気軽にショップにてご覧くださいませ。
続きまして、極上のジャージーシャツを作り出す、上質な仕立てについてご紹介させていただきます。
まず、COLLABORATION STYLEのオーダーシャツの仕立て(仕様)についてですが、袖周りや脇の縫製は、巻き伏せ本縫い(シングルニードル)、袖付けは前振りのあと付け、裾は幅の細い三巻縫いと、いわゆる本格的な高級ドレスシャツの仕立てで通常仕上げております。
巻き伏せ本縫い
前振りあと付けの袖
裾の三巻縫い
巻き伏せ本縫い(裏側)
クラシックで本格的なシャツを扱っているお店は、COLLABORATION STYLEと同じような仕様で縫製していると思いますが、ジャージー(ニット)生地などの普通のシャツ生地とは違う素材は、通常の縫製方法では難しい為、カジュアルなシャツなどに使われるロックミシンで縫製されます。
こちらは、COLLABORATION STYLEがスタートする前に勤めていた会社で扱っておりました、ナポリのR.PAUDICE(レナート・パウディーチェ)というブランドのジャージーシャツですが、脇、袖、アームホール、裾はロックミシンで仕上げられております。
脇・袖・アームホールのロックミシン(内側)
裾のロックミシン
恐らく、世の中のほとんどのジャージーシャツは、ロックミシンで仕上げられていると思います。
普通のシャツ生地ですと、ロックミシンを使用するのは、比較的価格の安い量産品のシャツやカジュアルシャツになりますが、ジャージー(ニット)生地の場合は、生地の特性上、ロックミシンを使用するのが普通だと思います。
ところがなんと、COLLABORATION STYLEのオーダーシャツを縫製している職人チームは、ジャージー生地なのに、巻き伏せ本縫い、前振りあと付の袖、裾の三巻縫いと、本格ドレスシャツ仕立てで、仕上げました!!!
これは、まさに上質な仕立てです!!!
正直、私も、「凄いな!ここまでやりますか!」と思いました。
熟練の職人の皆様の素晴らしい技術に驚くとともに、COLLABORATION STYLEの為に、難しい仕事をしていただいて本当に感謝でございます!
まさに、ロロ・ピアーナの圧倒的なクオリティの生地と、熟練職人の超絶な縫製技術によって作り上げられる、極上のジャージーシャツでございます!!!
COLLABORATION STYLEをスタートした頃には、オーダーシャツでジャージーシャツを扱うなんて思ってもおりませんでしたが、新型コロナウイルスの影響も含め、急激な環境の変化、ビジネススタイルの変化に対応することで訪れた進化でございます!
正に、ピンチの後にはチャンスありでございます!
ということで、今回も長いブログなってしまいましたが(汗)、今シーズンより取り扱いをスタートします極上のジャージーシャツをご紹介させていただきました。
ご興味のある方は、ぜひお気軽にショップにてご覧くださいませ。
マジで良いですよ!
そして、最後にお得なご案内でございます!
この度、LORO PIANAのJERSEY SHIRTコレクションの取り扱いをスタートするにあたりまして、4月3日(土)~5月5日(水)の日程で、JERSEY SHIRT ORDER FAIRを開催いたします。
期間中は、今回ご紹介させていただきました極上のジャージーシャツを特別価格でオーダーいただけますので、ぜひご興味のあるお客様はご利用くださいませ。
JERSEY SHIRT ORDER FAIR Spcial Fabric by Loro Piana
期間:2021年4月3日(土)~5月5日(水)
生地:25種類
価格:¥37,400(税込)~
納期:約1ヶ月
COLLABORATION STYLE 上原祥意