今年の日本の気候は本当におかしいですね!
気温の変化が激しすぎます。
日本のみならず、イタリアやニューヨークも暖冬のようなので、今後は平年並みという言葉が意味を成さなくなるかも知れませんね。
さて、今回は久しぶりに、お客様にオーダーいただきました素敵なスーツたちをまとめてご紹介させていただきます。
お客様にオーダーいただきました商品が出来上がり、お渡しする際に、ご試着いただき、お時間のあるお客様には、写真を撮らせていただいておりますが、しばらくその写真を披露することが出来ずに撮影したままになっておりました。汗
恐らくお客様の中には、「写真を撮っていただいたのに、ブログにもインスタにもアップされないな???」とか、「上原さん、あんなにたくさん写真撮っていたけど、何に使っているのだろう???」、「写真撮ってくれたので、アップされるのが楽しみ!」などと思われている方も多いかと思います。本当に申し訳ない限りでございます。
なかなか、全ての写真をご紹介することは難しいかもしれませんが、なるべくご紹介していきたいと思っておりますので、気長にお待ちいただけましたら幸いです。
また、お客様にオーダーいただいたいろいろなスーツやジャケットなどをご覧いただくことで、これからスーツやジャケットのオーダーをご検討いただいている皆様のご参考になりましたら幸いでございます。
Instagramでの投稿とは違い、個人情報的に問題ない範囲で、年代やエピソードなども交えてご紹介させてきます。
まずご紹介させていただきますのは、COLLABORATION STYLEを初めてご利用いただきましたお客様のオーダーで、今回ご紹介させていただくスーツをオーダーいただいた時は、まだ20代後半でございました。
ビジネススタイルのカジュアル化やコロナ禍によるビジネススタイルの変化によって、スーツで仕事をされるビジネスパーソンの絶対数は減っておりますが、こちらのお客様のお仕事は、ほぼ100%スーツで仕事をされております。
そして、クールビスはもちろんのこと、普段の作業などでも上衣を脱いで仕事をされることが多い為、必然的にパンツだけが傷んでスーツがダメになってしまう(ジャケットだけ残ってしまう)というビジネスパーソンの皆様も同じように感じられている悩みへの対応策として、スペアパンツを1本付けて、スーツをオーダーされております。
ただ、パンツが早くダメになることは分かっていても、しっかりとした厚みのある英国製の生地よりもソフトで軽い着心地のイタリア製の生地の方がお好みで、そこは譲れないということで、COLLABORATION STYLEでの1着目のオーダーは、Cloth Ermenegildo ZegnaのELECTAの生地でスーツをオーダーいただきました。
それでもELECTAは、イタリア製の生地の中では、生地の厚みがあって、しっかりとした生地でございます。
ということで、仕上がったスーツがこちらでございます!
画像では分からないかと思いますが、ネイビーベースで織り柄が入っております。
今までも、クオリティの高い工場のスーツをオーダーされて、着ておられましたが、COLLABORATION STYLEのジャケットの着心地の軽さと丁度良いフィッティングに、「軽くて、全然違う!」とご満足いただけました!!!
ジャケットをボディに着せつけた時の格好良さは見れば分かりますが、着心地の良さは、実際に着てみないと分かりません(着ている人しか分かりません)ので、COLLABORATION STYLEのスーツにご興味のある方は、ぜひお気軽にショップにて、サンプルやサイズゲージを着ていただけたらと思います。
Cloth Ermenegildo ZegnaのELECTAは、目付が310g/mで、もっちりとした厚みがあり、イタリア製の生地の中では、しっかりとして仕立て映えのする生地でございます。
光沢も合り、高級感がありながら、Cloth Ermenegildo Zegnaの生地の中では高額な生地ではないので、とても人気のある生地でございます。
2023秋冬シーズンも65種類の色柄をご用意しております。
そして後日、COLLABORATION STYLEのスーツをとても気に入っていただき、続いての春夏シーズンのスーツもオーダーいただきました!
春夏シーズンは、秋冬シーズンよりも、生地が薄くなりますので、パンツの傷みも早くなります。
なので、トロピカル(平織り)の夏の薄い生地ではなく、スリーシーズンタイプの生地で選んでいただきました。
選んだ生地は、TALLIA DI DELFINOのSUPER130'S WOOLのツイル(綾織り)のスリーシーズンタイプの生地で、薄くはないといっても、先程のELECTAに比べれば、薄くて柔らかい生地になりますので、こちらのスーツは、なんと、さらにスペアパンツを1本加えて、パンツを合計3本でオーダーいただきました!!!
価格の安いスーツを着倒して、ダメになったら、また新しいスーツを買うという方法では無く、クオリティが高く着心地の良いスーツを長く着る為に、パンツを多く作ることで対策されているのは、素晴らしいスーツの買い方だと思います!
そして、仕上がったスーツがこちらでございます!
ネイビーの無地ですが、ネイビーは色の明るさ、濃さなどのバリエーションが無数にありますので、お持ちのスーツの残布を持って来られて、色が被らないように選んでおられました。
2着目もとても良い感じに仕上がり、「やっぱり、違うな!」と喜んでいただけました!
オーダーの場合、生地の在庫があれば、一気に3本でも、4本でも、5本でもパンツは作れますし、例えば長年続けている定番の生地で在庫が残っていれば、経年変化や生地の生産ロットによる色のブレで、ジャケットの色との違いが多少出てしまうとは思いますが、2年後、3年後・・・10年後でも、同じ生地でのオーダーは可能でございます。
TALLIA DI DELFINOのSUPER130'S WOOLのツイルは、TALLIA DI DELFINO社の看板素材で、今回選んでいただきましたベーシックな無地はもちろん、個性的な色柄も多いのが特徴でございます!
続きましても、COLLABORATION STYLEを初めてご利用いただきました50代のお客様のオーダーでございます。
選んでいただきました生地は、LORO PIANAのELEGANZAのコレクションから、グレイッシュなブラウンのチェック柄でございます。(真ん中の生地です)
ちょうど、ショップにサンプルとして、同じ柄の色違い(グレー)のスーツが飾ってありましたので、そのスーツを見て、柄を気に入っていただき、色は迷われましたが、最終的にショップのサンプルと違うブラウンを選ばれました。
COLLABORATION STYLEは、オーダーショップ(テーラー)の中では、比較的多くのサンプルスーツやジャケットを飾ってあるお店ですので、そのサンプルを参考にされてオーダーいただくケースは、お得意様も新しいお客様も、本当に多いので、私もサンプル作成には手が抜けません。汗
こちらのお客様は、事故で怪我をされた影響で、腕の長さや肩の傾斜、足の長さや太さなど、左右差が大きく、既製服だと体型には合わないと思いますので、オーダーされるのが正解でございます。
オーダーの方が、左右のバランスを整えて着心地良く作ることが出来ますし、スーツやジャケットを購入する際のストレスも少ないと思います。
ということで、初めてCOLLABORATION STYLEでオーダーいただいたスーツの出来上がりございます!
極端に右肩が下がってはおりますが、普通の人には気が付かないレベルにバランスよく仕上がりました!
1着目としましては、なかなか良い感じに仕上がったと思います。
「とても軽くて着心地が良い!」と喜んでいただきました!
スーツの色柄や素材感にもとてもご満足いただけました!
続きましてご紹介させていただくお客様は、30代前半で、既にいろいろなショップでスーツのオーダーをされていて、今回COLLABORATION STYLEを初めてご利用いただきました。
選んでいただきました生地は、VITALE BARBERIS CANONICOの定番生地から、SUPER110'SWOOLのネイビーのヘリンボンでございます。
VITALE BARBERIS CANONICOのSUPER110'SのPERENNIALのコレクションは、COLLABORATION STYLEにおきましても、今まで、毎年何着もオーダーいただいている定番でベストセラーの生地でございます。
恐らく、日本中で、長年売れ続けている生地だと思います。
CANONICOの生地は、価格に対してクオリティがとても高く、仕立てもきれいに仕上がりますので、お薦めの生地ですが、ここ数年のヨーロッパのインフレや円安の影響で、毎シーズン値上がりしておりますので、今後は、「CANONICO=リーズナブルな生地」というイメージが変わってくるかもしれません。汗
話が少しそれましたが、出来上がったスーツがこちらでございます!
お客様のご希望で、着丈を長めにして、Vゾーンも広めで仕上げました!
もともと長めの着丈のスーツがお好みということですが、こちらのお客様のように細くて身長が高い体型ですと、既製服では間違いなく着丈が短くなってしまうと思いますので、オーダーするのが正解ですね!
写真では、見えませんが、パンツは2インプリーツのベルトレスで仕上げております。
余談ですが、こちらのお客様が所属されております会社は、創業者様の理念で、スーツはネイビー、シャツは白と決められているということです!
以前はドレスコードが決まっている会社も多かったと思いますが、現在でも、こういったルールが会社もあるものだと少し驚きましたが、洋服屋としてはポジティブな印象を受けました!
お客様自身も「ネイビースーツと白シャツという縛りの中で、いろいろと工夫して、楽しんでスーツを着ています」と、とてもポジティブでした!!!
出来上がったスーツにも、「肩の入りが良くて、着心地が良いですね!」「パンツの丈もぴったりですね!」と、とても喜んでいただきました!
続きまして、今回最後にご紹介させていただくお客様は、お仕事で福岡と東京を行き来されている40代のお客様でございます。
今まで、福岡でスーツを購入されておりましたが、東京での仕事の割合が増え、東京に居る時間が増えてきた為、東京でスーツをオーダーするお店を探されていて、COLLABORATION STYLEにご来店いただきました。
東京・銀座は、異常なほどにオーダーショップ(テーラー)が多いですが、その中から、COLLABORATION STYLEを選んでいただけるのは、本当に感謝!感謝!でございます。
初めてのご利用なので、いろいろと迷われながら選んでいただいた生地は、CARLO BARBERA(カルロ・バルベラ)のSUPER130'SWOOLで、チャコールグレーのマイクロヘリンボンでございます。
初めてオーダーいただきましたスーツの出来上がりがこちらでございます!
こちらのお客様は、怒り肩で肩が張って見えるのがコンプレックスで、いつもスーツを選ぶ際に、気になられているということでしたが、「今までこんなに自分の肩が撫で肩に見えるスーツは無かった!」と、驚きと共に、とても喜んでいただきました!
怒り肩が強い(肩が上がっている)お客様でも、なだらかで自然な肩のラインになるのは、COLLABORATION STYLEのジャケットの特徴のひとつだと思います。
ソフトな毛芯やなだらかな肩のラインが、丸く立体感のある滑らかなシルエットになって、イタリアのジャケットと同じような柔らかい雰囲気が出ているのだと思います。
1着目で、とても気に入っていただけて、次はスリーピースをオーダーしてみたいと、テンションが上がっておりました!!!
COLLABORATION STYLEでご用意しておりますCARLO BARBERAのSUPER130'S~140'Sのスリーシーズンタイプの生地は、とてもソフトで、きれいな色が揃っていて、価格も高くないので、シーズンに関係なく人気の高い生地でございます。
ということで、今回は、久しぶりにお客様にオーダーいただきました素敵なスーツをご紹介させていただきました。
今回は、全て、初めてCOLLABORATION STYLEをご利用いただきましたお客様のオーダーで、お好みや目的に合わせて、特に奇をてらわず、上質な素材を使い、シンプルでクラシックなスーツをお作りいただきました!
お客様のご年齢も20代・30代・40代・50代と本当に幅広い年代のお客様にご利用いただき、本当に感謝でございます!
COLLABORATION STYLEは、20代~70代の幅広いお客様がご利用いただいておりますので、雑居ビルの中にある隠れ家のようなお店ですが、どうぞお気軽にお立ち寄りくださいませ。
今後とも、不定期にはなりますが、お客様にオーダーいただきました素敵な洋服たちをご紹介させていただきますので、オーダーをご検討されている皆様のご参考になれば幸いです。
COLLABORATION STYLE 上原祥意