東京地方は、11月も半ばだというのに日中は20℃近くになる日もあって、日によって全然気温が違うのでなかなか体調管理が難しいですね。
空気の乾燥にも気を付けなきゃいけません!
さて今回は、COLLABORATION STYLEでも、たくさんのお客様にご注文いただいております、お馴染みのパンタロナイオ(パンツ職人)尾作隼人氏のビスポークパンツのご紹介です!
今回のお客様は、今まで尾作氏のビスポークパンツを2本オーダーいただいておりまして、今回は、早めに冬物を2本オーダーいただいておりました。
日本人、イタリア人問わず、いろいろな職人やテーラーにスーツやジャケットなどをオーダーされているお客様ですが、単品のパンツは尾作氏にご注文いただいております。
今回もお持ちのジャケットや現在作成中のジャケットに合わせて、生地をお選びいただきました。
FOX BROTHERSのフランネルのチャコールグレーとLORO PIANAの起毛コットンの黄色みがかったベージュでございます。
実は先日、既に2本とも仕上がってお客様に納品しましたが、今回良い写真がたくさん撮れて、話しが長くなってしまいますので、「仮縫い」と「出来上がり」の2回に分けてご紹介させていただきます。
ということで、またまた前置きが長くなってしまいましたが、仮縫いの模様をご紹介させていただきます。
まずは、FOX BROTHERSのフランネル。以前にお客様に作っていただいた2本のパンツと同じツープリーツの型で。
前の2本からさらにアップデートして作成された仮縫いパンツです。前回作っていただいたのもそんなに前ではないのですが、その間にもさらに良いモノへと進化させる為にアップデートしております。
非常に職人泣かせの難しい体型をされているお客様ですが、既に素晴らしいパンツを2本作製した実績のある尾作氏の仮縫いは安心して見ていられますね。
実際に、某イタリア人のビスポークパンツは全く合わなかったお客様ですが、そこは日本人!しかも第一人者ですから、流石です!
大きく全体のバランスを見るところと、細かく体型を見るところと...。
その匙加減によって、シルエットが格好良く、しかも無理なく体型に合ったパンツに仕上がります!
その匙加減が難しいんですね!
でもその匙加減の技術が職人の技術の差だと思います。
ちょうど仮縫いの日に着てこられたジャケットを合わせて見て確認です。ジャケットに合わせるとより一層良くなる尾作氏のパンツです!
続きまして、コットンパンツの仮縫いです。コットンなので別生地での仮縫いです。
コットンのパンツは、フランネルのパンツとは違い、ノープリーツでのオーダーです。
ただ、流石にお客様の体型がものすごくドロップが大きいので(ウエストとヒップの差寸が大きいので)ダーツを一本入れての作成です。
今回のお客様は、ノープリーツは初めてのオーダーで、間違いなくツープリーツよりも作成が難しいので、尾作氏もじっくりとチェックいたします!
良い洋服は仮縫い時のフィッティングで、ほぼ完成品の素晴らしさが予想できますが、尾作氏はそこからさらにその予想を超えて仕上げてきますので、お客様の感動が大きいと思います。
数週間後、素晴らしいパンツが仕上がってまいりましたので、またブログでご紹介させていただきます!!!
楽しみにお待ちください!
COLLABORATION STYLE 上原祥意